魚鱗癬
対象
遺伝形式
劣性遺伝(潜性遺伝)
概要
生後3週〜1歳頃から、全身の皮膚の鱗屑(ふけ)が増加します。鱗屑は特に体幹部で発生しますが、稀に肉球でも認められます。慢性化すると腹部の皮膚が肥厚し、色素沈着が見られるようになります。
予防と対策
鱗屑の増加や皮膚の色素沈着など、外観上の異常はみられますが、本疾患は生命を脅かすものではありません。
参考文献
Guaguere E et al.(2009) "Clinical, histopathological and genetic data of ichthyosis in the golden retriever: a prospective study" J Small Anim Pract.50(5):227-235.
Grall A et al.(2012) "PNPLA1 mutations cause autosomal recessive congenital ichthyosis in golden retriever dogs and humans" Nat Genet. 44(2):140-147.