概要
生後6〜12ヶ月前後から、鼻の表面や辺縁部の角化が亢進し、表面に鱗屑や痂皮(かさぶた)が付着します。また、時間経過とともに鼻の色素が脱落し、黒から薄い肌色に変化します。鼻に亀裂が入ってしまうと裂開部から細菌感染をひき起こす場合があります。
予防と対策
本疾患は生命を脅かすものではありませんが、鼻鏡部の外傷や感染を減らすため、生涯を通じて継続的なケアしていく必要があります。
参考文献
Jagannathan V et al.(2013) "A mutation in the SUV39H2 gene in Labrador Retrievers with hereditary nasal parakeratosis (HNPK) provides insights into the epigenetics of keratinocyte differentiation" PLoS Genet. 9(10):e1003848.