1. 未開封
  2. 解析前
  3. 解析中
  4. 完了
未開封
解析前
解析中
完了

ID / PON0000005

ラブラドール・レトリーバー

性別
誕生日
ブリーダー
検査日

検査結果概要

先天性遺伝子疾患
進行性網膜委縮症(PRA)-PRCD
クリア
運動誘発性虚脱
キャリア
変性性脊髄症(DM)
アフェクテッド

遺伝的リスク傾向

事前に検査した項目のうち、遺伝的特徴に関わる項目の検査結果を図表で表示しています。

※Pontelyでは、科学的根拠が十分と判断した項目のみ検査しています。

標 準
ややなりやすい 傾向
なりやすい 傾向
神経 神経
運動誘発性虚脱
変性性脊髄症(DM)
目
進行性網膜委縮症(PRA)-PRCD
骨格 骨格
<おすすめ検査項目>
骨形成不全症-COL11A2
皮膚 皮膚
<おすすめ検査項目>
鼻鏡角化亢進症
その他 その他
<おすすめ検査項目>
高尿酸尿症
【おすすめ検査項目】
・高尿酸尿症
・骨形成不全症-COL11A2
・鼻鏡角化亢進症
追加で検査
※ 検査綿棒を使った遺伝子取得作業は、原則不要です。

遺伝的リスク詳細

  • 進行性網膜委縮症(PRA)-PRCD
  • 運動誘発性虚脱
  • 変性性脊髄症(DM)
進行性網膜委縮症(PRA)-PRCD
遺伝子名
判定結果となりやすさ
コメント
PRCD
クリア
標準
キャリア
標準
アフェクテッド
ややなりやすい
PRCD遺伝子がクリアのワンちゃんについては、PRCD起因による進行性網膜萎縮症-錐状体異形成タイプは発症しないとされています。
コメント
PRCD遺伝子がクリアのワンちゃんについては、PRCD起因による進行性網膜萎縮症-錐状体異形成タイプは発症しないとされています。
概要
眼のスクリーンの役割を果たす網膜細胞が変性し、眼が見えなくなってしまいます。罹患犬のほとんどは3歳から5歳頃から症状がではじめます。初期の症状として夜盲症がみられるのが特徴で、暗いところで物にぶつかったり、夜の散歩を嫌がったりするようになります。次第に明るい場所でも見えにくくなり、最終的には失明します。本遺伝子の異常は40種類異常の犬種で報告されています。
予防と対策
発症や症状の進行を遅らせるために、網膜の血流を改善するような点眼薬や内服薬、あるいはレーザー治療などによる治療報告例はありますが、まだ根本的な治療法はみつかっておらず、最終的には失明してしまいます。
(参考文献)
Zangerl B et al.(2006) "Identical mutation in a novel retinal gene causes progressive rod-cone degeneration in dogs and retinitis pigmentosa in humans" Genomics. 88(5):551-563.
運動誘発性虚脱
遺伝子名
判定結果となりやすさ
コメント
DNM1
クリア
標準
キャリア
標準
アフェクテッド
ややなりやすい
DNM1がキャリアのワンちゃんについては、DNM1による運動誘発性虚脱は発症しないとされています。ただし、将来ブリーディングを考えている場合、発症確率が高い子犬を産んでしまう可能性があるため注意が必要です。
コメント
DNM1がキャリアのワンちゃんについては、DNM1による運動誘発性虚脱は発症しないとされています。ただし、将来ブリーディングを考えている場合、発症確率が高い子犬を産んでしまう可能性があるため注意が必要です。
概要
1歳前後から症状が現れはじめます。激しい運動の5分-15分後に歩様が不安定になり、次第に後肢の運動が制御不能になります。症状は5分から10分程度続きますが、通常は発症後30分程度で回復します。しかし、発症により死に至ってしまう個体もいるため注意が必要です。ホモ接合体で変異を持っている全ての個体が発症するわけではなく、その発症率は8割程度といわれています。
予防と対策
日常生活を送る上で大きな支障はありませんが、散歩中やドッグランでの激しい運動は控えてください。また、過度に興奮してしまったり、高温環境におかれた場合に症状がでやすくなるため、動物がストレスのかかりやすい環境に置かれないよう配慮してください。
(参考文献)
Patterson EE et al.(2008) ""A canine DNM1 mutation is highly associated with the syndrome of exercise-induced collapse"" Nat Genet.40(10):1235-1239.
Taylor SM et al.(2008) ""Exercise-induced collapse of Labrador retrievers: survey results and preliminary investigation of heritability"" J Am Anim Hosp Assoc.44(6):295-301.
変性性脊髄症(DM)
遺伝子名
判定結果となりやすさ
コメント
SOD-1
クリア
標準
キャリア
標準
アフェクテッド
ややなりやすい
SOD-1遺伝子がアフェクテッドのワンちゃんについては、SOD-1起因による変性性脊髄症(DM)が発症する可能性があります。また、将来ブリーディングを考えている場合、発症確率が高い子犬を産んでしまう可能性があるため注意が必要です。
コメント
SOD-1遺伝子がアフェクテッドのワンちゃんについては、SOD-1起因による変性性脊髄症(DM)が発症する可能性があります。また、将来ブリーディングを考えている場合、発症確率が高い子犬を産んでしまう可能性があるため注意が必要です。
概要
致死性の神経疾患です。国内で報告の多いウェルシュコーギーペンブローク犬では10歳前後から症状が始まります。初期の症状は後肢から始まり、後ろ足をすって歩く、歩行時に腰がふらついたり後ろ足が交差するようになります。症状は次第に前肢にも広がり、上半身を支えることができなくなります。最終的には呼吸を司る筋肉にも症状があらわれ、発症後3年ほどで呼吸不全により死んでしまいます。ウェルシュコーギーペンブローク犬における本遺伝子変異の浸透率は79%と高いですが、変異型の遺伝子をもった個体全てが本疾患を発症するわけではなく、他の環境要因や遺伝因子も発症に関わっていると考えられています。
予防と対策
現在のところ有効な予防法はありません。発症してしまった場合、肢端の保護や体重管理、呼吸機能低下にたいするケアなど、病期に併せたケアが必要になります。症状の進行を遅らせるために理学療法が有効とも報告されていますが、根本的な治療法はありません。
(参考文献)
Awano T et al.(2009) "Genome-wide association analysis reveals a SOD1 mutation in canine degenerative myelopathy that resembles amyotrophic lateral sclerosis" Proc Natl Acad Sci USA. 106(8):2794-2799.